私がクラウドワークを始めたのは7年前です。
今では受注件数は300件を超え、プロクラウドワーカーの認定もほぼ継続してされています。
職種はWeb制作です。デザインとコーディングをワンストップで引き受けています。

私の経験から、普段の業務で心掛けていることを記載します。
これからクラウドワーカーを目指す方や、現在登録しているがなかなか受注できていない人の参考になれば幸いです。

仕事が受注できるまで応募する

クラウドワークスでの特徴は、受注件数が表示される、クライアントからの評価がつくことです。
仕事を発注する側も、受注実績がないワーカーだと、心理的に発注しにくいです。

まだ受注件数がゼロの時は、金額が少なくてもいいので件数を上げることをお勧めします。
ただ、金額が低い案件は地雷案件も多いので、注意が必要です。

私は、問題の発生する案件を地雷案件と呼んでいます。
多くは、モンスタークライアントによる発注案件です。
モンスタークライアントは、発注のイメージが固まっておらず、途中で仕様やデザインを変更し最初からやり直しにさせたり、際限なく修正を加えようとしたりします。

受注時には、「修正は○回までを想定しています」など釘を刺しておくことをお勧めします。

どのくらい応募すればいいかですが、私の場合は、応募金額と受注金額を計算して、受注率を計算しています。
それで、自分が受注したい金額を決め、受注率から計算したその金額が受注できる分までの金額の案件に応募しています。

ホウ・レン・ソウをしっかりする

期限はほぼ必ず厳守しますが、遅れるような状況になることもあります。
その場合は、期限より前に必ず連絡するようにしています。

フリーランスになる前は上場企業のアウトソーシングスタッフのスーパーバイザーだったため、
運用内容を会議で報告したり、更新スタッフの査定をした経験もあり、報告の重要性は理解しています。

何の連絡もなく消えることを「飛ぶ」と言いますが、クラウドソーシングでは簡単に飛ぶことができる反面、一度でもそういうことがあると信頼は失墜しますし、過去に一度でも悪い評価があると受注しにくくなるので注意が必要です。

お客様とのご縁を大切にする

クラウドソーシングで安定的に受注を受けるには、定期的に発注してくれるクライアントをどれだけ持てるか、だと思います。

そのためには、多くの応募者の中から私を選んでくれたことを感謝し、そのお客様とのご縁を大切にしようと思っています。

金額の範囲内でできることとできないことをはっきりさせる

フルリモートで仕事している人の多くは、金額交渉は苦手なのではないでしょうか。
しかし、際限なく修正を受けることはできないし、デザインなら、例えば色(テーマ色)が変更になったりすれば大きな手戻りが発生します。
修正が来た場合は、金額の範囲でできるのか追加料金が必要か伝えましょう。

今は300件を超えた受注も7年前の最初の1件から始まりました。
千里の道も一歩から。
皆様が最初の一歩を踏み出せることを願っています。