クラウドソーシング、主にクラウドワークスでのやりとりについて感じたことを書きます。
このやりとりはWeb制作でのやりとりの体験談のため他の業務では当てはまらない可能性があります。
クラウドソーシングで案件に応募するときに、依頼内容に詳細な記載がない場合質問することがあります。
例えばWebサイト制作だと、ページ数の記載がないなどです。
見積もりはサイトのボリュームによって変わるので、ページ数は正確な金額産出のための大切な事項なのです。
ですが、せっかく質問を送っても、その質問に真摯に答えていただけない場合もあります。
質問事項を作るために時間をかけて文章を書き、必要があれば調べ物をしたのに無駄になってしまったら、残念ですよね。
つい先日も、お客様と契約前にやりとりしていて、回答したら、途中でやりとりが途絶えました。
3回ぐらい詳細な質問にお答えしたので、数時間、時給が3000円なら1万円程度は損をしてしまった計算です。
でも私は案件を取るための営業経費として先行投資はある程度必要かと思っています。
応募したのは30万の案件なので5%くらいまでなら許容範囲か、という計算です。
ワーカー側から見ると、クライアントは失礼な人と映るのですが、自分がクライアントになったつもりで考えてみるとどうでしょうか。
というのもその案件には30人以上のワーカーが応募していていました。
1つ1つメッセージを読み、ポートフォーリオを確認するだけでも一苦労です。
断る場合は、クライアントのインターフェイスでは該当者にチェックを入れ一括で断ることができるのですが、そういった機能を使いこなせるかどうかは、相手のITリテラシーとも関係してきます。
医療系や建築系などデスクワークに慣れていない業種の方だったり、年配の方やクラウドワークスを使うのに慣れていない方の場合は使いこなせないこともあるかもしれません。
だから、お断りのメッセージが来なくても、仕方がないかな、と思っています。
また、クライアントのインターフェイスには応募したワーカーが一覧で表示されますが、質問だけだと相談になり、応募の一覧とは別のページになります。
選ぶ側の心理としては、30人の応募者がいて3人が質問してきているけれど27人が応募していたら、応募している中から選べばいいかな、と思ってしまうと思いませんか?
私は自分が発注もするようになり、この事実に気づいてからは、質問事項があってもとりあえず応募することにしました。
応募の中で、追加金額が発生する場合などを補足説明するようにしています。
多くの応募があってもお断りのメッセージを送ってくださるクライアントさんはITリテラシーがあり、対応がとても丁寧なのだと思います。
そういうクライアントさんばかりとお仕事できればいいのですが、現実はなかなか厳しいです。
特に事業会社の方は他に専業があり、プラスでWebサイト制作を発注しているので時間がないです。
クライアントさんから返信がなくても、ワーカーさんのせいではありません。
あくまでクライアントさんの都合で決まっているのだと考えましょう。
一人で仕事をしていると、色々と考えてしまいますが、その多くは杞憂です。
契約をしてプロジェクトが始まってからきちんとコミュニケーションを取れば問題ありません。
クラウドソーシングには、メリットもデメリットもあります。
事前に情報を集め、注意して対応すればある程度のトラブルは回避できると思います。
なので、相手とのコミュニケーション自体が面倒に感じる人や、過去に起こったトラブルから学ぶ姿勢がない人は向いていないです。
自宅にいながら仕事ができるのはやはり便利なことです。
クラウドソーシングに興味のある方は、ぜひ始めてみてください。